福井の成人式

「お母さんの振袖はどうだった?」

 
成人式に女の子が着るきもの「振袖」。
 
もたはんは、福井で成人する全ての女の子が 「成人式に出てよかった」 「もっと振袖が着たい!」 そう言ってもらえる成人式を迎えられるよう 日々心掛けております。
振袖は一人一人違います。 購入して長く着たいという方。 レンタルで「今」しか着られない振袖を楽しむ方。 お母さんの大切な振袖を、 自分スタイルにアレンジして着る方。
もたはんはその一人一人の声に応えます。 まず、お店に相談する前に ご家族に聞いてみてください。 「お母さんの振袖はどうだった?」と。
 

成人式までのQ&A

 

質問① まず最初に何をすればいいの?

振袖を着てみたいと思ったら、
まず家族に相談してみましょう。
 
お母さんの時はどうだったとか、
実はお母さんの振袖があってねとか、
いろんな話ができると思います。
 
慌ててすぐお店に行かなくても
振袖はなくならないので、
ゆっくり家族と話し、
考える事から始めましょう。
 

質問② いつ頃から成人式の準備をするの?

振袖選びは年々早くなりつつあります。
なぜ早くなっているかというと、
いろんなお店からの案内が早くなってきているためです。
 
結論から言うと、
成人式の一年くらい前から 準備するのがいいと思います。
 
大学や専門学校、社会人になって
ファッションの好みも変化している頃なので
高校を卒業してすぐよりは、少し時間を置いて
落ち着いてから選ぶ事がオススメです。
 

質問③ 購入orレンタル、どっちがいい?

購入は、自分が着たい時に着られます。
成人式はもちろん、卒業式、親戚や友達の結婚式、
初詣や自分が結婚する時の顔合わせなど、
結婚してからは次の世代に残しておくこともできます。
 
レンタルは、一回限りだけど準備から当日の成人式、
片付けまで、おまかせできるので楽ちんです!
 
何回でも自分の振袖が着たい方は「購入」
一回しか着ないしメンテナンスが…
という方は「レンタル」がオススメです。
 
 

質問④ 振袖の選び方がわからない!

「振袖の選び方が分からない」
という方はとても多いです。
 
でも、普段着ている服と一緒で、
「着てみたい」と言う気持ちを大切にするのが一番です。
 
どんなに似合っていると言われても、
着たくない振袖だったら、
それを着て成人式に行くのは嫌ですよね?
「着たいと思える振袖を見つける」
これが選び方の基本です。
 
振袖選びは時間がかかるので
疲れても妥協せず
分からなくなったら日を改めるのも一つです。
 

質問⑤ 振袖はすでにあるので小物の購入だけしたい!

もちろん帯や小物だけの購入も可能です。
 
基本的には、まずお持ちの振袖をご持参頂き、
それを活かしながらコーディネートのアドバイスをさせて頂きます。
 
全部総取り換えという事はありませんし、 売りつけたりしませんのでご安心下さい(笑)
 

質問⑥ 成人式の前にクリーニングはしてもらえる?

承っております。
その振袖がどんな状態かによって、
クリーニング方法が変わってくるので、
一度しっかり見させていただく必要があります。
 
お母さんの振袖を着る方などは、
特に早めに見せてもらえると、準備がスムーズですよ。
 
 

あなたはどのタイプ?

成人式が終わって数年⋯
振袖購入、母の振袖、レンタルの3組の親子にインタビュー!
「成人式の振袖ってどうしてた?」 そう聞くと今だから言える思い出話を聞くことができました。

振袖を購入しました編 【福井市Eさん親子】

「普段からお茶やお花の会など、着物を着る機会が多かったこともあり、娘が大きくなったら着物を一式揃えてあげたいと思っていました」という、Eさんのお母さん。
一方でEさんは、成人式はスーツでも振袖でも特にこだわりがなかったそうです。ギリギリまで迷った結果、振袖を仕立てることにしたEさんは、鮮やかな赤の振袖を選びました。
「実際に成人式で着てみると、とても華やかな気分になりました。スーツにしていたらここまで気持ちが盛り上がらなかったかもしれません。『似合うね』と親戚や友人にほめてもらったのも嬉しかったですし、振袖を着てよかったなと思いました」と、当時を振り返ります。
そんなEさんも、今では二児の母。お正月やお祭りなど、家族で着物や浴衣を着る機会も多いそうです。
「親になってみてはじめて、『着物を着せてあげたい』という母の気持ちがわかりました。着物は大事にすれば何年経っても着ることができます。いつか子どもたちが成人したら、自分の振袖を着せてあげたいですね」と目を細めるEさん。
成人式に着た赤い振袖は、Eさんの子どもたちに受け継がれる日を待ち続けています。
 

母の振袖を着ました編 【福井市Mさん親子】

Mさんが成人式で選んだのは、お母さんが二十歳の時に着た振袖。総絞りが特徴的な爽やかな若草色の振袖です。
「両親と一緒に呉服屋さんに行った時のことを、今でもはっきりと覚えています。『若草色』という言葉の響きが好きで、色にこだわって選びました」というお母さん。
しかし、成人式以降は、振袖を着る機会は少なかったそうです。時が経ち、Mさんも二十歳に。成人式が近づいたこともあり、『お母さんの振袖を着てみる?』と勧めてみたところ、Mさんはお母さんの振袖を着たい!と即決しました。
「振袖に対してこだわりは特になかったのですが、この頃流行だったバラやレースの柄の振袖があまり好きではありませんでした。お母さんの振袖を見せてもらうと、たしかに何十年も昔のものなので、シミがついている部分もありましたが、一目見てとても気に入りました」とMさん。
お母さんだけでなく、当時振袖を一緒に選んだおばあちゃんもとても喜んでくれたそうです。昔仕立てた着物でも、帯や小物を変えるといつまでも着ることができるのが着物の良いところ。皿さんは今でもお正月には振袖を着るなど、お母さんの着物を大切に受け継いでいます。

振袖をレンタルしました編 【福井市Iさん親子】

大学進学を機に実家から離れて暮らしていたIさん。 大学での毎日が忙しく、地元での成人式にあまり興味がなかったそうです。 しかし、「成人式は人生の大切な節目。きちんと記念に残した方がいい」というお母さんの勧めもあり、振袖を選ぶことに。
さまざまな選択肢があるなかで、好みの色や柄を選べるレンタルにしました。 実際に呉服屋さんに行くとラインナップが多く、楽しみながら振袖を選ぶことができたそうです。
Iさんが選んだ振袖はなんと「黒」。
成人式の会場では赤やピンクの振袖が多いなか、黒の振袖は逆にとても目立ったと当時を振り返ります。
「どんな振袖が似合うのか、自分自身でもわからなかったのですが、レンタルはいろいろ試すことができるし、普段だと選ばないような振袖にもチャレンジできるのがいいところですね。」とIさん。
「購入した方がいいのでは?という思いもありましたが、昔からお世話になっている呉服屋さんでレンタルしたので、安心してお任せすることができました」とお母さんも満足の様子。
成人式をきっかけにIさんは着付けを習いに行くなど、今ではお母さんと一緒に着物を楽しむ機会が増えています。